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《健康に悪いとか考えもせず、成人になれば当然のごとく喫煙するものであると思いこんでいた》
元喫煙者だという61歳の男性からメールをいただいた。昭和43年ごろからたばこを吸い始めたといい、以来、喫煙を続けていた。転機となったのは今から9年前。《脳梗塞(こうそく)で倒れて、初めて、ことの重大性に気づいた。原因の一つは喫煙だった。後悔先に立たず、である》と禁煙を決意したという。 前回、たばこの健康被害の例についてご紹介したが、そもそも、たばこの何が体に悪いのだろうか。 国立保健医療科学院の吉見逸郎・たばこ政策情報室長によると、健康被害をもたらす主な原因は、ニコチン、タールと、一酸化炭素にあるという。 「ニコチンは法律で毒物指定されているほど。タールは約4千もの化学物質からなり、このうち数十種類は発がん性が確認されています。たばこを吸うことは葉っぱを燃やすことですが、不完全燃焼が継続していて一酸化炭素を吸い込んでいるんです」 メールをいただいた男性は、脳梗塞を患ったことで禁煙を決意したというが、大阪府立健康科学センターの中村正和・健康生活推進部長は「喫煙で脳梗塞になるのはいわば当たり前の話で、なっていない人はラッキー、と考えるべきだ」と警告する。 中村部長によると、一酸化炭素が血管の細胞を傷つけるほか、たばこに含まれる物質が悪玉コレステロールを増やしたり酸化を促したりする。さらに、ニコチンが血小板を固まりやすくするといい、血栓ができてしまう。このため「喫煙はマルチに血管を詰まりやすくするんです」という。 メールの男性は現在も禁煙を継続中。《嗜好(しこう)品であり自己責任の範疇(はんちゅう)であるが、喫煙は悪影響しか残さない。規制の方策の一つとして高課税は有効だ》と増税に賛成の立場。その上で、こう提案している。 《もっと喫煙の悪影響をPRすべきだと考える。私のような者を作り出さないためにも》(真) ・ 「資金借り入れ、小沢氏に相談」=大久保秘書が持ち掛け−石川議員供述・土地購入(時事通信) ・ <ハイチ大地震>日本人医師奮闘 手術に診察、息つく暇なく(毎日新聞) ・ 小沢氏、東京地検の聴取応じる方向(読売新聞) ・ <痴漢>愛知県職員に無罪判決「故意とは認められぬ」(毎日新聞) ・ 1次判定で「非該当」3.3ポイント減―要介護認定(医療介護CBニュース)
by j9jq7adt9x
| 2010-01-24 18:42
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